ハイブランドが立ち並ぶ街、「銀座」。老舗の百貨店、三越、松屋、プランタン、近年では、GINZA SIX、銀座プレイス、ユニクロは12階もあります。高級ホテルや画廊、お寿司屋さんに上品なカクテルバー、ちょっと昔では、フルーツパーラー「銀座千疋屋」が本店、銀座四丁目交差点そばの、「銀座木村屋」のベーカリー、「資生堂パーラー銀座本店」、「ピエール　マルコリーニ　銀座本店」、みんな本店という言葉に弱い。

大人な女性が集うお店ですね。メインストリートだけでなく、１本裏の小路にも何年も営業している老舗があるし、街路樹もレトロ感満載で素敵な街です。土日、祝祭日には、銀座通りと銀座８丁目交差点までの間が歩行者天国となり、外国人観光客もたくさん、カップルやご家族で賑わっています。

伝統的な歌舞伎を鑑賞できる歌舞伎座も銀座です。２０代のころは銀座の化粧品カウンターで、綺麗なお姉さんから、丁寧な説明と接客を受けてメークしてもらって高級化粧品を購入出来ることに、気分が上がったものです。もっと大人になってからは、銀座にて３年ほどマッサージでお仕事をしました。

近年では高級な商業施設ばかりではなく、ファストファッション、ファーストフード店も沢山、レトロな喫茶店もそのまま存在している銀座は、インドを思い出させます。銀座には日中深夜問わず、小さなネズミが素早く駆け抜けます。ネズミを見るのも「銀座あるある」。

どんな生き物生息している銀座。経済成長率が高いインドでも、高級スーツを着たビジネスマンが闊歩するオフィスビルの脇で、世捨て人とも言われる神、サドゥーが座っていました。生活の為に花を売る子供たち。時代の最先端と変わらない価値が入り混じる。生きる力に溢れている街、私にとって銀座はそんなイメージの街です。

Shinobu　Satou